2008年05月18日

60日目 オーデンセ:みにくいアヒルの子

デンマークは、ユーラシア大陸のさきっちょにあるユトランド半島と443の島から成る島国で、首都コペンハーゲンは、そのうち、シェラン島という大きな島にあります(こっち来るまで知らなかった。。。汗 コペンはユトランド半島にあるものだとばかり・・・)

そして、デンマーク第3の都市であるオーデンセという街は、お隣の大きな島、フュン島にあります。
一時はデンマークの首都になったこともある古都で、世界中の誰もが子どもの頃読んだであろう童話作家アンデルセンのふるさとでもあります。

実質この旅最後の一日となる今日、そんなオーデンセに、行っちゃおう!と、いうわけ。

いくら今回のデンマーク(コペン)が、将来北欧に来たときのための「下見」だとしても、コペンだけで帰るのはもったいないもん!

今日、コペンのホステルをチェックアウトし、今晩はオーデンセに泊まるというミブカさんと今日も一緒に行動することに。

というわけで、朝、コペンハーゲン中央駅でオーデンセ行きの往復切符を買ったのですが。
これがまた。。。
往復448DKK(約10000円)。

・・・・・・。

涙出てきます。

1時間半ぐらいということだったので、時間的にはまぁ、ロンドン→ソールズベリ間と同じですね、あれが往復30ポンド(6400円)で、それだって涙出てきそうだったのに、さらにその上をゆく高さ。

ほんとに・・・めったなことでは北欧には来れないな。って、しみじみ思いましたです。。。

電車の中で食べようと思って駅のスーパーで買ったポテトチップ(小)・・・(10DKK、220円)
これ、食べてみたら、ん?ポテチじゃないなこれ。
パッケージをよく見てみたら、キャッサバってかいてある!
ちょ!なんでデンマークでキャッサバチップが売ってるんですかね?
キャッサバチップ私は大好きなので、うれしかったけど、でも、値段がフィジーの約5倍ってのがいただけませんな。

ミブカさんとずっとおしゃべりしていたら1時間半なんてあっというま。
駅前のユースホステルにミブカさんが荷物を置きに行っている間、私は、その向かいにあったこの銅像に目が釘付け。

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個性的というか、なんていうか・・・
アヤコさんが、「オスロ(ノルウェー)は、『ここ、(センス良さそうなイメージのある)北欧だよね?』って疑っちゃうようなへんてこ銅像が多い」と言ってたけど、いやいや、デンマークだって負けてないですよ。

けれど、オーデンセの街並みは、私は、コペンよりよっぽど好きですね。
静かで落ち着いてて。

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(Overgade通りとNedergade通りの交差点。)

ホステルに荷物を置いてきたミブカさんと合流し、まずは、アンデルセン博物館を見に行きました。

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(中にはいるとすぐ、アンデルセンがお出迎えしてくれます)

アンデルセンが生きていた頃の歴史に関する展示や、アンデルセン自身のバイオグラフィー、アンデルセンの絵や切り絵(童話作家としての顔だけじゃないんですね)など、アンデルセンを深く良く知ることができる、なかなかいい博物館でした。
世界各国語のアンデルセンの本がずらーり並んだ図書室は圧巻!
アンデルセンの生家を再現したコーナーもあって、ほんとに面白かった。

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(アンデルセン作・切り絵。お見事。子どもたちに、お話を語り聞かせながら切り絵を作ったりもしたそうですよ。すげー。)

アンデルセンの童話っつったら、いっくらでもあるけれども、でも私個人的に今の私にぴったり来るのって、「みにくいアヒルの子」だと思う。
まわりのアヒルの子と外見が違うので、いじめられて、悩んで生きてきたアヒルの子が、大人になったとき、実は自分は、アヒルよりよっぽど美しい白鳥であることを知る・・・
これは、アンデルセン自身を投影した作品だと言われているのだけど、私が言いたいのは、私自身が美しい白鳥で周りのみんながみにくいアヒル、ということではなく、一番のひっかかりポイントは、「ほかの子と違うのでいじめられる」というあたりです。

「ほかの子と違うのでいじめられる」というのは、私自身、子どもの頃から、大人になった今でさえ遭遇するできごとで、でも今は、あんまり悩まなくなったというか、他の人と違うのがなんだ、違って当然、と思えるようになったけど、そう思えるようになったのはほんとうにここ1年ぐらいのことで、それまで長年の間、子どもの頃からずーっとずーっと悩み、苦しんできたことだ。

今は、他人と違うことで悩む人の気持ちはもちろん、自分と違う人をいじめたくなる人の気持ちも理解できるようになったので、生きるのがほんとうにラクになった。
だからこれからは、そんな、世の中に多々潜む「みにくいアヒルの子」を白鳥にするお手伝いをする人になりたい、と考えているところ。

その点で、今日、アンデルセン博物館に来れたことは、私にとって大きな意味をなすことだと思ってる。

お昼は、博物館の隣のカフェで、デンマーク名物・スモーブロー(オープンサンド)を食べました。

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ローストビーフに埋もれて見えないけど、ちゃんと下にパンがあって、れっきとしたオープンサンドです。
おしゃれすぎて量が少なかったけど、味はばっちグー(笑)です。

そのあと、聖クヌート教会などをかすめつつ、

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フュン野外博物館(Den Fynske Landsby)へと向かいます。
この、フュン野外博物館というのが、オーデンセのあるフュン島の昔の村の風景を再現した、なんだか面白そうな場所なんですが、いかんせん、「地球の歩き方」には、紹介だけしてあるものの、地図は欄外(こっちのほう、という矢印だけ書いてある。そっちのほうに何kmかとかも書いてない。なんて乱暴な)、公共交通機関での行き方も書いてない。
ひどいよ。。。
でもとにかく、面白そうなので、地図の「こっちのほう」のとおり、歩いていったら、道路に「Den Fynske Landsby→」という看板が出てきたので、それにしたがって歩いてのだけど、これがまた、歩けど歩けど着く気配がない。
ちょっと、いつになったら着くんだろう・・・って思いながら歩くことかれこれ40分ぐらいでしょうか、やっと、それらしきものが見えてきました。
「地球の歩き方」の地図で、「こっちのほう」と書いてある地点から、たっぷり3kmはあると思います。。。
・・・それならそう書いてくれよ、まったく。。。(怒)

しかーし、苦労して到着したところは、ほんとに楽しいところでした☆
私、こういう、昔の○○を再現しました、みたいなテーマパーク大好きなんだよねぇ。
「私がこの時代にここに生きていたら、どんな生活をするんだろう。」って想像して、なんかわくわくするの。

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建物や家具・調度品だけでなく、人形がまたリアル感をもり立てます。

敷地全体は、ものすごーく広い場所ではないですが、ぽつぽつと家が点在する間に麦畑があったり、牛や馬が居たり、風車があったり、あぁ、昔のデンマークの農村ってこんなだったんだろうな〜と思わせてくれる、ほんとうにのどかですてきなところです。

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楽しかったなぁ〜。

帰りも、オーデンセの駅までかれこれ4km以上?の道のりをミブカさんと一緒にてくてく歩き、ユースホステルの中にあるカフェで、ミブカさんとのお別れのディナーを。

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(オーデンセの地ビール。辛口でおいしかったです。)

サンドイッチを食べたんですが、ぶっちゃけ、お昼に食べたスモーブローよりこっちのほうが安くてボリュームたっぷり、もちろん美味しくて、パンの香ばしさが好きなかんじだったので、大当たり!でした。
ミブカさんとのお別れのディナーというだけでなく、私にとっては、ヨーロッパで食べる「最後の晩餐」であるわけで、最後の最後にこんな美味しいサンドイッチに出会えてよかったーって思いました。
(このブログを見てる方でこれからオーデンセに行くという方、ユースの宿泊客じゃなくてもカフェは利用できるので、おすすめです☆)

そして、オーデンセそしてミブカさんとお別れしなければならない時間がやってきました。
オーデンセは、コペンよりよほど私は好きです。
デンマークに来たならばコペンだけで帰るのはいろんな意味で実にもったいないですから、ぜひ、オーデンセにも寄って下さい。
ただし往復一万円ですが、、、
そしてミブカさんとはかれこれ3日一緒に過ごして、ほんとにいろんなこと語り合いました。
ものの考え方が似ていたり、ミブカさん自身心理学に精通しているということもあって、ほんとうに有意義なお話がたくさん聞けて、この出会いも素晴らしかったなぁと思いました。
きっとこれも必然なんだと思う。
日本に帰ってからもなんらかのかたちで交流を続けて行けたらいいなぁと思います。
・・・ってミブカさんはあと4ヶ月、旅が残っているそうだけど。。。
英語が苦手らしいですが、きっとあの度胸でもってすれば大丈夫。
どうか、よい旅を!!!!!

ミブカさんに駅まで送ってもらって、お別れをし、ひとり電車に乗りこんだら、急激に寂しさが襲ってきました。
この3日間、ずっと誰かと一緒だったからな。。。

しかも、乗った電車がこれ、良い具合に満席です。
いや、正確には満席ではないんだけど、、、一人で二つの座席にゆうゆう座っていたり、荷物をどっかり置いていたり、向かい合わせの席に足をのっけていたり、で、満席なんですね。
言えばよけてくれるんでしょうけど、でも、あれですよ、次から次へと乗客が乗ってくるのを見てよけようとしないんですね、あの人達。。。
まぁ、日本人だってこういうとき全員が黙ってよけるわけじゃないけど、でも、黙ってよける人の割合は欧米人に比べたら圧倒的に多いと思う。
こういう文化って日本独特なんでしょうか。。。
いや、でも、フィジー人もどっちかっていうとそんなかんじだったよな。
バスが混雑してくると、大きな体をちぢこめて、一人でも多く座れるようにって気遣ってくれる人が多かった。

いずれにせよ、そういう文化を持ち合わせる国民性でよかったなぁと、思いました。
ふだん、日本人であることに誇りもへったくれもありませんけど、こういうときは、思います。

頼んでまで誰かの席の隣にちっちゃくなって座りたくもなかったので、車両と車両の間の通路に座ってました。
20分ぐらい走った次の駅でかなり降りたので、そっからは空いてる席に座って、コペンに戻ったのが20:30過ぎ。
まだ明るかったので、夕暮れのコペンの街を少し歩くことにしました。
もう、最後だもんね。

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あぁ、明日いよいよ帰るんだな。

この2ヶ月のこと、いろんなことを、ぼんやり考えながら歩いていました。

コペンもこうして見るといい街だな。

22時くらいまでは、このぐらい明るいんだけど、でも、さすがに遅い時間帯になってくると、まだ明るいとはいえ街を歩く人のガラが若干悪いというか、あんまりいい雰囲気ではなくなってくるので、遅くなりすぎないうちにホステルに戻りました。

せっかくデンマークに来たのに、北欧雑貨の店とかひとつも見てないので、明日の午前中、ちょっと寄ってみようかな。
posted by りょうこ at 23:00 | 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | 2008ヨーロッパ周遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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