2008年05月14日

56日目 パリ:最後の日

快適過ぎて名残惜しいホステルをチェックアウトし、荷物は夕方また取りに来ることにして、また今日も散歩に出かけることに。
明日は朝いちで空港に向かわなければならないので、実質今日がパリ最後の一日となります。
残りのコースのうち、今回最後のコースとして私が選んだのは、トリニテ教会を出発してモンマルトルをぐるりとめぐるコース。
他にまだいくつか残っているなかで、このコースを選んだ理由は、今回の旅で、あちこちでいろんな美術館に行って、感化されたというか、なんというか、もうこうなったら、芸術家たちの足跡がたくさん残るモンマルトルをじっくり見てやろうじゃないか!みたいな気分になったので(笑)

不思議なもんですね。
数年前までは、絵画なんて全然興味なかったんだけどねぇ・・・
海外旅行、特にヨーロッパに数多く行くようになって、最初は、義務感というか、「○○に来たんだんだから△△美術館ぐらい見て帰らないと」(例:「パリに来たんだからルーヴルぐらい見て帰らないと」)的なかんじで、あっちこっちの美術館に行っていたのですが、数多くの絵画を(義務的に)見ているうちにだんだん興味がわいてきて。

っつうことは、あれだわ、パリにはもう何度も来てても「ルーヴルは行ったことあるし」と思ってその後ルーヴルに行ってないけど、でも、行ったのは絵にあんまり興味がなかった頃だったので、そのうちまた行かないといけないってことだわな。

まぁとにかく、そういうわけで、今日はモンマルトル散策にレッツラゴー。
今回もまた、興味深いものたちに沢山出会いました。

スタート地点、トリニテ教会。

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トリニテ(三位一体)という言葉の通り、あちらこちらに3という数字にこだわった教会だそうで、正面の3つの像が印象的ですが、工事中のため景観が若干損なわれていて残念!

ロマン派美術館

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もともとは、ロマン派の画家、アリ・シェファーの家だそうで、ショパンやジョルジュ・サンド、リストやロッシーニも足しげく通ったというので、これは是非見てみたい!でも美術館の中に入るほどでもないかな!と思って外観だけ見て帰ろうとしたら、係のおじさんに、入場料はタダだよと言われたので入ってみることに。
そしたらまぁ〜、けっこう面白かったですよ。
ジョルジュ・サンドゆかりの品がいろいろ残っていて、中には、ジョルジュ・サンドの髪の毛なんてものもありました!
あと、ジョルジュ・サンドの石膏腕型、ショパンの石膏手形なんかもあって、ついつい自分の手と比べてしまいましたが、ショパンの手は、思ったよりごつごつしていて、でも、繊細な雰囲気で、そして、私より一回り、二回り、大きかったです。。。やっぱりなぁ。。。
私がピアノをやめた理由のひとつはこの、身長のわりに小さすぎる手なのだ。ううう。

ちなみに、ここではなにやらテレビの撮影をやってました。
日本で言うNHK的な番組、この美術館および収蔵品を紹介するようなかんじだと思うんですが。
普通に観光客のいるところでちょこちょこ撮影をしていたのだけど、そしたら、ディレクター?みたいな人に、声を掛けられた。
フランス語話せますか?って聞かれたので、アンプ(少し)と答えたら、英語だったら話せますよねと聞かれ直し、はい、まぁ、と答えたんだけど、「今この美術館を紹介する番組を作っていて、ぜひ、この美術館の感想とかこの美術館に対する思いを、英語でいいので、カメラに向かって語って欲しい」というようなことを言われ、あわててお断りしました(爆)
や、だって、「この美術館がどんなところかはよくわからなかったんですが、通りがかってみたら、入場料タダだから、と言われたので、入ってみました♪」だなんてこっぱずかしくて言えるわけありません(爆)
せいぜい、言えて、「昔ピアノやってました。ショパンが一番すきだったのでここにショパンが通っていたと知ってとても感慨深いです」ぐらいかなぁ・・・。それだって、そう文化的な発言とは思えないし(汗)

モンマルトルの玄関口、ムーラン・ルージュ

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かつて華麗な社交場だったこのムーラン・ルージュですが、今はすっかり、周辺のアダルトショップに埋もれている感があります。

ここから道路を入っていくと奥のほうにアメリのカフェがあります。
なつかしいなぁ。
5年前?に来たとき、中に入ってコーヒーとクレームブリュレを堪能したことなんか思い出しつつ、先へ進みます。

モンマルトルに残る風車。

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かつてモンマルトルには14の風車(小麦用13、染料用1)があったそうですが、今残っているのはこれと、この左のほう、木々に埋もれていまいち見えないものと2つだけです。

マルセル・エメの像。

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壁をすりぬけてこちらに向かってこようとするところを表現したもの、らしいです。。。あはは

シュザンヌ・ビュイソン公園にあるサン・ドニの像。

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パリの初代司教サン・ドニにはこんな伝説が残っているそうな。
モンマルトルの丘で処刑(首切り)されたサン・ドニは、切られた自分の首を持ったまま、現在のサン・ドニ市まで歩いてったんだと!
なにそれ!
それだけでもウケるんだけれど、さらにその道中、サン・ドニはこの公園で首を洗ったと言われてるんですって!!!!!(爆笑)
なんでそんなヘンテコ伝説が残っているのか・・・マジでうける。

オーギュスト・ルノワール一家が住んでいたことのある家。

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すげー。ここにルノワール様が住んでいたんですね!
そして今は一般人が住んでいる様子・・・なんて贅沢な。

ラパン・アジル。

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かつては、有名なシャンソニエ(シャンソンを聴きながら酒をたしなむところ)だったそうです。
今は・・・なんなんですかね?カフェかレストランかなにかなのかしら。

メゾン・ローズ。

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ユトリロが描いたまさにその場所です。
淡いピンクがかわいらしい。

モンマルトル美術館。

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3世紀前に作られたというロジモン館というこの建物は、19世紀にはアーティストたちのアトリエだったそうで、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャンなどそうそうたるメンバーがここで絵を描いたそうです。
今は、モンマルトル美術館として、モンマルトルのキャバレーの古いポスターなどが多数展示されていて、古きよきパリを偲ぶことができる、すてきなところになってます♪

坂や階段の多いモンマルトル。

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こんなんばっかりだから、モンマルトルというところは、散策するのが大変だけど、でも、大変なぶんだけ楽しみもいっぱい待っている、そんなところ。

モンマルトルのシンボル、サクレクール大聖堂。

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建てられた当初は、景観を損ねるとかなんとか言われてあまり好かれていなかったみたいですが、今は、この建物なしのモンマルトルは考えられないですね。
今日の散歩コースには実はサクレクールは含まれていなかったのだけど、いくらなんでもここまで来て見ないで帰るのもなぁと思って、わざわざ寄ってみました。
5年前にここに来た時、おっさんにナンパされたよなぁ。あのおっさん、元気かなぁ。全然会いたくはないけど、でも、元気にしてたらいいなぁとは思う。

モンマルトルの丘から眺めたパリ。

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決して、ものすごく高い場所というわけではないけれど、でも、徒歩でこの高さを上ってきたのだと思うと感慨もひとしお。

近くの野外舞台で演劇のけいこをしていました。

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おもしろかったので、しばらく見ていたら、本番は明日なので、もし興味があったら見に来てください!料金は2ユーロです!と、劇団の人に言われたのだけど、明日の朝にはパリを出なければならないのよねぇ。
もしもう一日パリにいるんだったら是非見てみたかった。実に残念です。

メトロのアベス駅。

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ゴール地点です。
ギマールのデザインした入り口がすてき。

今日のお散歩は、全3.7kmと、長くはなかったのだけど、坂道や階段があったり、あっちこっち寄り道したりなんだりして、実に6時間ぐらいかけてのんびり散歩しました。
楽しかったなぁ〜。

そんなこんなでかれこれ17時を過ぎてしまったのですが。
りょこたんは今日どうしても行かなければならないところがあるのです。
それは、「アニエスb.」
パリに来たら絶対にアニエスに行ってからじゃないと日本に帰れない!!!!!
昨日、アントワーヌ・エ・リリで服を買ってしまったので、今回は、服は我慢しようと思ったんだけど、日本でいつも使っていたお財布がかれこれ寿命に近いので、新しい財布を買おうと思ってたのね。
で、こっち来る前、仙台のアニエスにちょっと寄ったとき、これぞと思うお財布があったので、パリで買って帰ろう!って思って。

で、レ・アル近くのアニエス本店に行ったんですが。

その財布。無かった。。。(泣)

あんまり長居すると服をまた山ほど買ってしまいそうなので(爆)足早にアニエスを後にしました。
ってか、持って帰る手間やユーロ高を考えると、日本のアニエスでゆっくり買い物したほうがいいしね。
今まで、パリで必ずアニエスに行っていた理由のひとつは、日本で買うより若干安いという理由以外にも、日本のアニエスだと大きなサイズが揃ってなかったりするから、という理由があったのだけど、この過酷な(笑)旅でだいぶやせたし、日本でも問題なく買えるだろう!と。
やせるってステキ。ダイエットってステキ。
旅ダイエット、おすすめ・・・はしませんが、興味のあるひとはどうぞ。

ホステルに戻ろうと思ったら、いきなりの大雨!
うっそぉ。。。
ダブリンの後半からロンドン、パリまで、ずーーーーーーーっと、天気良かったのにここに来て大雨ですか。。。
しかも、ホステル移動しなきゃいけない日に限って。。。

どしゃぶりの中、ぬれながらホステルに戻り、ホステル内のカフェで雨が止むまでのんびり待って、小降りになってからメトロに乗って、今日の宿へ移動。
パリに来るたびにお世話になっている、バスチーユ近くのあの安ホステルです。
そこは、ワイヤレスLANが使えるかどうか定かでなかったので、今回は、確実に使える宿を予約したのだけど、今日一日だけ満室で取れなかったので、そちらの安ホステルを予約したのですが。
今日まで居たホステルがほんとうにきれいで快適だったので、この安ホステルの汚さ(というか古さ)に耐えられるかどうか心配。。。
まぁでも一日だけだしねぇ。。。

重ーーーーーーーい荷物に半泣きになりながらやっとホステルに到着し、チェックインをして、荷物をどさっと置いてすぐ、出かけました。
パリ最後の夜のディナーは、「寿司」と決めていたので、近くに発見した日本食やさんに。※パリで日本食レストランと言えばメニューは寿司と焼き鳥です。それ以外はナイと言ってもいいくらい。
べつに、日本食が恋しいわけじゃないし、しかも数日後には日本に帰るのに、いまさら寿司なんて・・・って思う人も居るかもしれませんが、でもね、よく考えてみて。
パリの寿司はパリでしか食べられない!
日本で食べたほうがおいしいに決まってます。でも、おいしい寿司じゃ意味がないんですっ!(笑)

というわけで、海外で初めて、日本食やさんに行きました。

日本語で会話する気まんまんだったんだけど、店員がみんな中国人らしく、結局会話はフランス語。
そっか、パリのあちこちにある日本食やはほとんど中国人がやってるんですね。。。
寿司10カン(サラダ、スープ付)、焼き鳥(正肉)を頼んだのだけど、さて、一体どんな寿司と焼き鳥がやってくるのやら・・・

って思ってかなりどきどきしていたのだけど、やってきた寿司は普通においしかったです。

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10カンの内訳は、サケ5カン、まぐろ2カン、むしエビ、はまち、サバ。
いくらヨーロッパ人にサケが人気あるからって、いくらヨーロッパでサケがいっぱいとれるとしたって、サケが5割ってなんなんだよー(笑)
そして、日本の寿司と決定的に違うことがひとつ。
ワサビが入ってない!!!!!
ワサビは別添になってるんですね。
たぶん、ヨーロッパ人は辛いもの食べられないから、好みによってつけるようになってるんですね。

サラダはともかくとして味噌汁も日本と同じ味だったし、焼き鳥も全然普通だったし、まぁとにかく、普通に日本食を味わってきたかんじです。
ただまぁ、やはり、日本で食べたほうが圧倒的においしいのは間違いないですけど。
お客さんはそこそこ入っていたんだけど、日本人は私だけでむしろ現地の人たちばかりだったので、ホンモノの日本のお寿司はもっとおいしいですよ〜☆と教えてあげたい気持ちにもなりました。

満腹になってホステルに戻り、荷物整理をして、洗面所(部屋にそなえつけ)で洗濯をしていたら、いきなり、電気がブチィって切れた!
ちょっとーーー(泣)
勘弁してよぉーーー(泣)
でも、他の部屋は電気ついてるんだよねぇ。ナンデ???
どうしようかなぁとおろおろしていたら、部屋にアジア人がやってきました。
おぉ、アジア人!
日本人かな?
と思ったら韓国人でした。。。
つくづく今回の旅は日本人に会わないなぁ。。。

暗がりの中、どうしよーって二人で言っていたら、ホステルのスタッフらしきおじさんが通りかかったので、ノーエレクトリック!って叫んだら、今直してやるからちょっと待てとフランス語で言われました。
このホステルに限らずですが、受付以外の掃除とか技術系のスタッフは英語が通じないということが多々あります。
たぶんこのおじさんも、フランス語しか通じないんだろうな・・・めんどくせーな。
数分して戻ってきてくれたんだけど、韓国人の女の子が、友達に呼ばれて出てってしまったので、暗がりのなかにおっさんと私と二人っきりです。
そしてやっぱりフランス語しか通じなくて、この部屋だけ停電に至った経緯を、必死でフランス語で説明したらさ、「アジア人なのにフランス語話せるなんてすごいね!日本人、韓国人、中国人、このホステルにもいっぱい来るしパリの街にもいっぱいいるけど、めったにフランス語話せる人居ないよね」って褒められた。
それはうれしいけどはやく電気直してください。
って思ったら今度は、「この暗がりのなかでもうちょっと話さない?ワインでも飲もうよ?」とか言い出して、

コノヤローーーーーー!!!!!
どうでもいいから早く電気直せっ!!!!!
ほんっとにフランス人のおっさんはわけがわからん。

おじさんは何度か物置と部屋を行き来して、15分後ぐらいになんとか電気は復活したのだけど、そしたらまた「ワインでも飲もうよ、パリでキミとボクが知り合えた記念にステキな夜を過ごそうよ!」とか言うわけ。
ほんといいかげんにしてください。冗談じゃなくホントに疲れてるんで、寝させて。マジで。。。
ってか、ワイン飲むだけで終わりなんだったら全然いいんですけど。絶対違いますよね。
ってか、若いすてきなおにいさんだったら1杯ぐらい飲んでもいいけど(爆)

フランス語話せることが得なのか損なのか、この旅ですっかりわからなくなってしまいました。。。

さて、さっきの韓国人の女の子が帰ってきたのでいろいろ話していたら、なんとこの子、医者の卵なんですって。
また!医者キターーーーーーー!!!!! ※コンチキのキャサリンも医者の卵でした。
なんなんですかねこのめぐり合わせ。
医者の卵と会話せよという神様からの指令なのかしらん。

ていっても結局、医学の話なんか全然しなくて、パリベテランのりょこたんからパリ初心者のその子にいろいろパリの情報をあげたりとか、かれこれ1時間ぐらいしゃべってましたかね?
かわいくて明るくていい子だったので、楽しいおしゃべりでした☆

そんなこんなの、パリ最後の夜でした。
posted by りょうこ at 23:00 | 宮城 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 2008ヨーロッパ周遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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