2014年10月27日

27日目 Adieu

アヴォール→パリ(フランス)

※写真はあとで(たぶん帰国後に)載せます!お楽しみに。

いよいよ最後の朝、

永遠にここに居たいような、すぐにでも帰りたいような、微妙な気持ち。

そんなわたしの気持ちはそっちのけで、いつもとかわらない日常。



この前お散歩していたときに、Avordにただ一軒だけあるケバブ屋の前で、わたしケバブが大好きで、という話をしたら、お父さんが、じゃ最後のランチはケバブにしようといって、弟たちが買いに行ってくれたのだけど、

閉まってた。(爆笑)

店に開店時間とかも特に書いてないwww

これぞフランス(爆笑)



午後は、お母さんがリハビリに行くのにつきあってみんなでお散歩



帰ってきてからは、同居人とお父さんがパソコンで対戦ゲームをしている声を聴きながら、お母さんと一緒にソファに座ってただただ静かに帰りの電車を待つだけ。



この一週間、同居人にはずっと、あからさまに距離を置かれていて、
どんだけわたしのこと避けたいんだって感じで、
もっと、たわいのない話とかしたかったな…

って正直に言ったら、じゃ今からしようよっていうんだけど、

あなたがそれをしたくないということはじゅうじゅう知っているので

したくないことを無理やりしてもらっても全然うれしくないので

…なんて言っていたらまた涙がこぼれてきて、
そんなわたしにずっと寄り添ってくれたのは、病気のお母さんでした。

病気のお母さんをなぐさめてはげましてあげたいと思って来たのに
なぐさめられたのは、わたしのほうでした。

日本に帰って、もっといい人を探しなさい、
わたしみたいに病気のお母さんがいない人を。

って言われた。

その言葉がずさっと重くのしかかった。。。

お母さんの病気は遺伝病で、いまのところ治療法はなく、通常、脳や体の機能がゆっくりと失われながら発症から平均10〜15年程度で死に至る。
子に遺伝する可能性は50%、お母さんのさらにお父さんも同じ病気だった。
すなわち、同居人も同じ病気の遺伝子を持っている可能性があるということ。
もちろん、同居人だけでなくお姉さんや二人の弟たちもしかり。

そんな家庭環境が、同居人を、恋とか愛とか結婚とかそういう現実から遠ざけてるということは重々、ある。

でもそんなのわたしだってわかってた。
もし同居人が同じ病気の遺伝子を受け継いでいて、将来おなじ病気になったとしても、そんなの関係ねえと思っていたし(発症は通常中年以降で、症状の進行は個人差が大きく、普通の人とほぼ変わらない程度のまま老衰で死に至る人もいるし…逆に早くに発症して若くして亡くなる場合もあるんだけれども)、
本人にもそれは最初から伝えていたことでもある。

だから、それをあらためて、病気である当本人のお母さんに、
健康な家族を選びなさい
って言われると、ただただ涙がこぼれてくる。

けれど

そもそもそれは、遺伝子検査をすればわかることで、同居人自身もいずれ検査をすることを望んでいるんだけれども、でも、わたしとの将来を真剣に思い描くにあたって検査をするという行動をいまとらなかったというのは、病気以前の問題も大きいんだと思う。

すなわち、
幸せを目の前にすると、逃げるタイプの人っていうのがこの世には少なからずいて、
同居人はまさにそのタイプなんだと。

いい大人になって、家庭に残って家族の世話をする同居人に、親戚中から、お前ははやく家を出て独立したほうがいい、という声があるようです。
わたしも似たようなことを彼に言いました。まるであなたは、自分を犠牲にして家族に自分の人生を捧げているようだと。

家族の世話をするっていっても、物理的にはそんなに必要はないのです。
お母さんは、お風呂には介護が必要で、家の中で転んだりとか食事をこぼしたりとかするし、会話も普通の人とくらべたらだいぶ劣るし急に機嫌が変わったりするから注意が必要だけれど、それでもまだ、トイレとか生活の最低限のことは自分でできるし、短い時間なら本を読んだりラジオや音楽を聴いたりして一人で楽しんでいるし、一人でヘアサロンに行って帰ってくることもできる。
お父さんはお母さんの介護のためにいまは無職で、掃除も洗濯も料理もすべての家事をこなせるスーパーパパ、弟たちはまだ未成年だけど、自分のことも家族の手伝いも十分にできる年齢。
だからこそ、お姉さんだってとっくに家を出ているわけだし。

物理的に家に残る必要はないのにそれでも家に残るという同居人は、
よくいえば家族思いだけど、やはり、自分を犠牲にしてでも苦しい人生を選んでいるようにしか思えない。

わたしと一緒に日本で生活するという夢のために、既にほとんどのものがそろっていました。
あとは始めるだけというところまで。
幸せまであともうちょっと、目の前のところまで来て、彼は、わざわざ、苦しい場所に戻っていった、という感じ。

それならそれで、日本に住むのはもっとあとでもいいから、同居人が納得いくまで家族のそばにいたいというならわたしも一緒にフランス(そして来年以降はスイス)に居る、という覚悟は十分にあったし、ちゃんと伝えたのだけど、それにも彼はNONといいました。
それは、家族と一緒に暮らすという選択がつらく厳しいものであるということを彼自身がじゅうじゅう知っているいい証拠だと思う。

そんなにしてでも苦しい人生を選んでしまう人というのが、この世には存在するということも、仕事柄わたしはよく知っている。
でも、その苦しみから助けてほしいといってカウンセリングの扉をたたいてくれたら助けてあげられるけれど、同居人はそれを望んでもいない。

と、いうか、そもそも、

そういう人を選んで好きになってしまったわたしにも、その要素が少なからずあるということだ。

まわりの人たちはみんな鏡、とはよく言ったものだと思う。



彼との日々を思い返すにつけ、かなわない夢だったと思うだけで悲しみがこみあげてきて、涙がとめどなくあふれてくる。

でも、それと同時に、そんな自分の奥底に、やけに冷静なもうひとりの自分がいることにも気づく。
さあ、夢から覚めて、本気で幸せな人生を追及していこうと、さて何から始めようと、冷静に作戦を練るもうひとりの自分が。



彼と彼の家族に、最後お別れのときに、Adieuといいました。
フランス語では永遠のさよならを意味し、通常、亡くなった人など、もう絶対に二度と会うことのない人にかける言葉で、生きている人に言うことは、まず、ない。

どんなに自分の奥底に冷静な自分がいようとも、彼との思い出をいったん(もしくは永遠に)捨てないことには前に進めないのは自分が一番よくわかっていて、それも彼や彼の家族は理解してくれたのだけど、

でも、そのAdieuに対する彼らのわたしに対する別れの言葉はAu revoir(普通の「さよなら」)、お父さんには、どんなにリョウコがいやだといってもまた連絡する、少なくとも来年スイスに戻ったら連絡するからといわれ、
さらに、同居人に至っては、A plus tard(またあとでね)、と言い残されました。

一週間、もっといえばこの3か月、わたしを避けに避けまくってでも、最後にはそんな言い方をするなんて、意味わかんないよね(号泣) いや、わかるから号泣なんだけどね…



いまわたしの中には、彼と連絡を取り続けることや、いつか再会するというプランは全くありません。
だからこそ、Adieuと言い切ったのです。
それを言い切るのは非常につらい選択でした。

でも、わたしが本当に幸せを追求しはじめて、彼も彼自身にとっての本当の幸せを追求したとき、またいつかどこかで再会するかもしれない。
その可能性までは否定していない。

もし、これが本当に永遠の別れになるとしても、彼や彼の家族が、人生の楽しみを味わいつくすこと(たとえ家族一緒の生活が他の人たちよりほんの少し短くてほんの少しつらいものだとしても)をわたしが祈っているというその思いだけはずっと、彼らの中で生き続ける。



とめどなく流れる涙を隠すこともなく、電車でパリに到着し、この前泊まっていた運河沿いのホステルの姉妹館であるGare du Nord駅近くのホステルにチェックイン。



わたしが予約した部屋じゃない部屋に変更させてもらうからといわれてさんざん待たされた挙句、あらためて指定された部屋に行ってみたらベッドが全部埋まってるとかwww

フランス万歳!(爆笑)

レセプションに文句言いに行ったら、別の部屋に変更してくれました。

そもそも10人部屋のドミトリーを予約していたのだけど、変更された部屋は4人部屋で、たぶん値段がだいぶ高いはずなのだけど、こちらのミスだからといって追加料金なしにしてくれました。
それはありがたい。



ようやくチェックインしてほっとした後、ホステルの近くにあったケバブやで、昼に食べ損ねたケバブを買ってきてひとりで食べました。




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posted by りょうこ at 23:59 | 宮城 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 2014北欧バルト三国フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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